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店舗やオフィス(事務所)の防犯対策

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2021.2.12

防犯対策は大丈夫? 油断禁物!店舗・オフィスの防犯対策

昨今、飲食店などの営業時間の短縮をはじめ、企業ではテレワークの導入など感染症対策に応じた生活様式が推進されています。そのような状況において、店舗やオフィスの防犯についてはどうなのでしょうか?今後、店舗やオフィスも侵入窃盗のターゲットになる可能性が十分にあります。今回はその侵入窃盗の状況と対策について考えたいと思います。

店舗やオフィスの侵入窃盗について

店舗やオフィスの侵入窃盗について

警察庁の令和元年度の統計データ「侵入窃盗の発生場所認知件数」によると、店舗やオフィスの侵入窃盗被害は、一般住宅(一戸建住宅・共同住宅)と比較すると低い傾向にあります。しかし、昨今の情勢に乗じて、閉店中の店舗に侵入して金品を盗む「出店荒らし」や事務所・オフィスに侵入して金品を盗む「事務所荒らし」も少なくなく、警視庁ではこうした被害に遭わないために警鐘を鳴らしています。

営業時間を短縮及び自粛をしている店舗に対する侵入窃盗が発生しています。
被害状況は、店舗が閉店中に無施錠の出入口や小窓などから侵入されたり、店舗のポストなどに入れていた合鍵を使用して侵入され、レジや金庫に保管していた現金が窃取されるものです。

警視庁「店舗を狙った侵入窃盗に注意」より

店舗やオフィスが狙われやすい理由

店舗やオフィスが狙われやすい理由

店舗の場合、まず店頭やインターネット等で定休日や営業時間が掲示されていることも多く、昨今の臨時休業や時短営業が把握されやすい状態といえます。お店が無人となる機会が増えていることも狙われやすい要因のひとつに挙げられます。また、開店中では客を装い、お店の出入り口や店内を物色したり、防犯設備の状況や金庫・レジの場所など下見もできてしまいます。侵入窃盗犯にとっては十分に時間をかけて対策を練ることができる環境といえます。

オフィスの場合、営業時間外になるとビル全体が無人になる所も多いのではないでしょうか。複数のテナントが入っているビルや人通りの少ない所に建っているビルなど、立地や周辺環境も注意が必要です。ほかにも、業者や従業員に扮して侵入し、ビル内の設備状況を下見されることも考えられます。また、金品だけでなく業務で利用するパソコンやOA機器が盗られるケースもあり、個人情報などプライバシーにかかわる重要資料が含まれる可能性もあります。オフィスにおいても店舗同様にしっかりとした防犯対策が大切といえるでしょう。

主な侵入手口

主な侵入手口

侵入手口としては、窓や出入り口(扉)が最も多いとされ、ガラスや鍵の破壊行為や内部不正行為(従業員による合鍵など)が挙げられます。また、小窓や勝手口などもきちんと施錠していないと侵入される可能性があるため注意が必要です。たとえ何も盗られなかったとしても、設備に対する損傷は業務上の損失につながります。狙われない、侵入を諦めさせる防犯対策が重要といえます。

主な防犯対策

お店のオーナーや経営者はもちろん、テナントや物件を管理している不動産オーナーも日頃の防犯への取り組みや意識が大切です。犯罪のターゲットにされた時、いかに被害を最小限に防ぐかが重要であり、防犯対策は建物や業務の環境に合わせた対策をおすすめします。

出入り口(扉)や窓の対策

出入り口(扉)や窓には備え付けのものに加え、補助錠を取り付けるようにしましょう。これは警視庁が「1ドア2ロック」と称して推奨しており、侵入までの時間を長くすることが、侵入窃盗犯に対して効果的な手段です。また、防犯性能の高い建物部品(CP認定製品)に交換することも検討するとよいでしょう。

入退室管理システムの活用

鍵の交換や管理が簡素化でき、従業員の退職やカギの紛失などによる鍵交換コストの軽減が期待できます。さらに不審者の侵入を防ぐことにも期待できるため、効果的といえます。

盗難に強い金庫の設置

防盗金庫や熱に強い金庫を設置することで、中に入れた重要な情報や物品を守る手段です。
防盗金庫は工具などの破壊行為に強く、耐火性能を持ち合わせた種類もあるため、犯行時間を大幅に長引かせ、諦めさせることに期待できます。

監視カメラ、防犯カメラを設置する

監視カメラや防犯カメラ自体に侵入を防ぐ機能はありませんが、侵入を抑止する点では効果的です。侵入窃盗犯は当然、顔を見られることを嫌うため、犯罪を未然に防ぐことに期待できますし、犯行状況を記録できるため、防犯の重要な要素です。

周辺環境を整える

例えば、人の動きを感知するセンサーなどを建物の死角に設置することで犯罪の抑止に期待できます。音や光での威嚇は、周囲へ異変を知らせるサインにもなるため効果的です。

日頃から防犯対策を心がける

侵入窃盗の被害に遭うと、大切な財産を失ってしまいます。防犯対策は、絶対に防げるわけではありません。しかし、犯行を阻害・抑止し、被害を最小限に防ぐうえで大切なことです。防犯対策をしっかりと施すことで犯罪のターゲットから外させることが重要だといえます。防犯対策には、防犯に関するさまざまな知識や技術が必要になるケースがあります。店舗やオフィス、管理物件の防犯対策を検討している方は、専門のプロに相談のうえ、対策を講じることをおすすめします。
「錠」と「鍵」の表記について
錠前(錠・ロック・lock)は、扉などに取り付けて締める金属、機械的または電子的な部品をいいます。鍵(かぎ・キー・key)は、錠前を施錠・解錠する(操作する)ための器具をいいます。ここでは便宜上、日常的な会話に合わせて、鍵と錠前をまとめて「鍵(かぎ)」と記載している場合があります。